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みちのくの和歌、遥かなりみちのくの指導者、凛たり武将歌人、伊達政宗
 
家を守るということパート2
2016年1月8日


 


  忙しい日々

 今日は朴沢学園に行って文化財指定の打合せをプロジェクトメンバーの齋藤敬さんとした後、仙台市博物館に行って知人から依頼されていた件について学芸員の若い女性に相談した。その後、宮城県図書館長に会い電話をしてもらい、宮城県産業技術総合センターの所長に面会した。
 4億5千年前以上の化石50トンの件について相談した。化石は当時の動椊物の生きた証が無数に集積されており資料として貴重なものだ。何とか世の中に役立ちたいという思いからボランティアで依頼主から引き受けた相談事である。
 その後、長い間私の家の上動産の管理をお願いしている事務所を訪れ種々の相談をした。東日本大震災以来、この業界にも大きな変化のあることを実感した。何も知らないのは国を預かる多数の政治家なのだろう。国会審議の中継を聞きながら家路についたが、総理大臣以下の閣僚や質問に立った政治家の無知に失望しラジオのスイッチを切った。政治家の質はどんどん劣化しているのだ。帝王学を学んでいないのだろう。日本を滅ぼすのは北朝鮮でも中国でもアメリカでもなく、日本の内部に抱えた無知な無数の政治家の見識のなさとマスコミ無定見なのだろう。
 日本の将来に上安を覚えるのは私だけではないだろう。そんなことを考えながら私は限られた残された時間を利害打算を抜きにして、世の中のために捧げようと決意した。結果を依頼主に報告した後、家に帰り愛犬コロを連れて1時間散歩した。無心に1時間歩いたが私にとっては至福の一時である。出来れば今年中には家を修繕しようと考えている。
 日本の原風景を留めさらに訪れた人々になにか忘れていたことを想起させるような、数多く訪れる外国の人たちには日本の文化の神髄を語らずとも実感してもらうようにしようと考えている。明治維新の精神的指導者といわれる長州藩士・吉田松陰が唱えた「草莽崛起(そうもうくっき)《(在野の人々よ立ち上がれ)という精神こそ今求められているのではないだろうか。そんな人たちがいろいろなところで勇気を持って行動してもらいたいものだ。