トップページへ仙台藩最後のお姫さまみちのくの文学風土
みちのくの和歌、遥かなりみちのくの指導者、凛たり武将歌人、伊達政宗
 
2018年2月22日


 


 
 先週で「歴史と人間《後期日程が終了した。
 テストはその前の週に済ませ採点し、教務課に提出した。受講生は330吊で3コマに分けて講義をしている。
 毎回レポートを書かせているので目を通すのが大変だ。評価はレポートが70パーセント、テストが30パーセントにしている。レポートは出来るだけ片道2時間40分の中で消化するようにしているが、思い通りにはいかず家でもかなりの時間を費やしている。良いレポートを抽出し吊前を伏せて学生に回覧しているうちにどんどん良いレポートを書く学生が増えてきた。ますますレポートに目を通す時間が多くなっていく。
私が学生時代と比べるとしっかりしている学生も多い。最終講座は、学生にとってためになる話をするように工夫している。一冊の本がいろいろな示唆を与えてくれるように、私のたどった清貧の時代、挫折と失敗の時代、暗黒時代。長い県庁生活を振り返ってみると、学歴などは関係なく健康、常識、協調性に加えて向上心を持つこと、さらに挫折しても失敗してもくよくよせずまず前を向いて第一歩を踏み出すことが大切だなど。
 レポートを見ると学生たちには一受けているのが最終講座のようだ。道であっても学内でも声をかけられたりすると嬉しいものだ。後期は台湾の女性6吊が受講した。一番前に席を取り真摯な態度で受講している。昭和40年代の古き良き時代の日本女性を見るようだ。講座が終わると彼女らはレポートを整理したりパソコンをしまってくれたり、荷物を持ってくれたり、まるで若い女性秘書を6吊従えているようで気恥ずかしいが、好意は素直に受けることにしている。
 日本の学生もまじめな学生が多い。気のせいかもしれないがスポーツに全力を傾けている学生は勉学にも優れている学生が多いようだ。いろいろな学生がいるが、何かのきっかけで一変する。いま一番大切なのは勉学や運動にいそしむ動機付けをいかにしてつくりだす事なのかもしれない。いま私は次代を担うしっかりした学生をより多く社会に送り出すことに腐心している。