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みちのくの和歌、遥かなりみちのくの指導者、凛たり武将歌人、伊達政宗
 
ミツバチの世界>
2020年9月20日


 

 今日久方ぶりに、箱を開けてミツバチの様子を見た。雨続き、猛暑とミツバチにとっては大変な期間だったと思う。
 今年世代交代した新女王蜂の羽の一部を切った。こうすると養蜂家にとって一番打撃の大きな分封(巣分れ)を未然に防止することができるのだ。羽を切るのには技術が求められる。誤って足などを切ってしまうと産卵行動に支障が出てしまう。上手に3匹の女王蜂の羽を切ることが出来た。羽を切られた女王蜂は分封するとき集合する場所に飛んでいけないので、結局は分封できずにみな女王蜂のいる巣へ戻る。一安心だ。
 ダニはミツバチにとっては致命的な天敵だ。それを防止するため箱の中にダニよけの薬であるアピスタンかアピバールを入れておく。家に在庫があると思っていたがなくなっていたので早々に購入し、長い冬に向けて巣箱にダニが発生しないようにしなければならない。
 西洋ミツバチの大敵はスズメバチだ。これを防ぐため、ワインと砂糖と発酵薬を調合してペットボトルに入れ、スズメバチが入れるような穴を開け5箇所に仕掛けた。またねずみ取りを箱の上に置いたら、すぐスズメバチが引っかかり、たぶん大声を出して助けを求め仲間を呼ぶのだろう。面白いようにスズメバチが次から次へと引っかかってきた。ワインにも一匹が入ると次から次へと入ってくる。スズメバチは肉食でどう猛、5~6匹に襲われたら1箱に2万匹ぐらいいるミツバチは全滅だ。
寒い冬を無事に越し、4月には強勢群にしておかないと、十分な採密は困難だ。ミツバチを飼うことはいろいろな知識や技術、またその時々の判断が求められる。
 また重い箱を持ち上げたり移動させたり、体力と知力が求められる。今日は天気にも恵まれ、効率よく作業を進められた。