伊達宗弘『みちのくの指導者、凛たり』
伊達宗弘『みちのくの指導者、凛たり』

●価格(税抜)¥1.905
●単行本290p(2000/11/5)
●踏青社
●ISBN4-924440-43-4


 伊達家八百年の足跡をたどり、みちのくの歴史舞台に踊り出た伊達文化の過去から現在までを見つめた、著作第2弾です。
 鎌倉から室町、戦国、江戸、幕末・維新を経て、数々の激動の時代を生き抜いた伊達家の人々。日本人としての誇りや自覚、新しい世紀を逞しく築き上げて行く積極性と勇気が求められている今、この書に記された人々の生き方から何かをくみ取っていただければ幸いです。

目 次

1.平泉藤原氏の盛衰
・清衛と中尊寺
・基衛から秀衛へ

2.東北中世史の幕開け
・源頼朝の奥州統治
・伊達氏のルーツ
・中世伊達氏の台頭
・奥州守護職


3. 凛たる指導者、伊達政宗
・梵天丸、政宗となる
・秀吉と政宗
・仙台入城
・政宗の国づくり
・政宗をめぐるエピソード
・歌人としての政宗
・政宗の最期


4.仙台藩草創の時代
・政宗の偉業を継承した二代忠宗
・三代綱宗と伊達騒動
・文化の礎を築いた四代綱村
・中興の英主、五代吉村


5.藩財政の破綻と藩主の急逝
・六代宗村、七代重村と天明の飢饉
・八代斉村、九代周宗と対ロシア問題
・十代斉宗、十一代斉義
・十二代斉邦と天保の飢饉
6.幕末の動乱と仙台藩の解体
・最後の藩主、十三代慶邦
・仙台藩の解体


7.黎明の時代を拓いた伊達宗城
・宇和島伊達氏
・激動の時代に


8.大陸に馳せた夢、伊達順之助
・夕日と拳銃
・青雲の志を抱いて
・中国人になった順之助
・大陸に散る

9.有終の美、北海道伊達市
・新天地をめざして
・有珠の大地へ
・紀行文に見る開拓物語
・開拓の母、貞操院保子