伊達宗弘『武将歌人、伊達政宗』
伊達宗弘『武将歌人、伊達政宗』

●価格(税抜)¥1.905
●単行本270p(2001/12/20)
●ぎょうせい
●ISBN4-324-06639-6


 戦国の乱世を生き抜き、全国有数の城下町仙台を築き上げた伊達政宗は、当代一流の文化人でもありました。
秀吉や家康にひけをとらぬ堂々とした生き方からも伺える広い視野と高い見識は、詩歌を愛し、中央の文化人との交流を通して養われ たものに違いありません。
 長期的な視点に立って天下を、そして時代を俯瞰した武将であり歌人であった政宗に、この書でふれていただければ幸いです。

目 次

1.政宗を育てた心の原風景
・梵天丸誕生と幼少時代
・梵天丸から政宗へ
・政宗と愛姫
・愛姫の子供たち
・側室と子供たち
・政宗を支えた側近
2.家督相続と奥羽席巻
・初陣
・家督相続と父との無念の別れ
・奥羽の山河を疾駆
・奥羽三十余郡を平定
3.秀吉と政宗
・母への思い
・小田原参陣
・政宗不在の奥羽と小田原北条氏
・岩出山への道

4.豊臣から徳川へ
・朝鮮出兵
・吉野の観桜会と謀叛加担の嫌疑
・秀吉の逝去と家康への接近
5.政宗の国づくり
・仙台開府
・城下町の建設
・水の都仙台と石巻の賑わい
・寿庵堰と貞山運河
・家臣団の構成
・慶長遣欧使節
・大坂の陣と家康の逝去
6.鄙の華人・政宗
・政宗をめぐるエピソード
・国書偽造事件
・政宗の和歌から
・政宗の漢詩
・死への旅立ち
・甦った政宗の廟所