トップページへ仙台藩最後のお姫さまみちのくの文学風土
みちのくの和歌、遥かなりみちのくの指導者、凛たり武将歌人、伊達政宗
 
古希のお祝い
2002年4月13日


 秋風は遠き草葉をわたるなり夕日の影は野辺はるかにて   
                    風雅和歌集 伏見院
 宵やまの祇園囃子の笛太鼓もの思ふ夜の耳に聞こゆる
                    川端康成  古 都

 みちのくの山河にも、深い秋が訪れました。今日は私どもが日頃からご指導を賜っております、尊敬する牛山剛先生の古希のお祝いを、先生を親しくお迎えし開催させていただきましたこと、私どもの大きな喜びであり誇りとするところでもあります。
 改めて申し上げるまでもなく先生におかれましては、多彩なご活動の傍ら、私ども後進の育成、指導、助言といろいろお心を砕いていただいておりますことに、まずもって心から感謝申し上げるものであります。いつも申し訳ないと存じつつご相談をしたり、お力添えをお願いしたりご迷惑のかけどうしですが、先生はいつも笑顔で誠心誠意対応をしていただいておりますこと、出席者一同を代表して改めて感謝申し上げます。

 たくさんの人たちが先生の薫陶によって、心を清められまた、人として育てていただいております。語ればつきません。21世紀は、人類はさまざまな困難に直面していくと思いますが、これを克服できるのは科学や技術の力ではなく、人類が営々と積み重ねてきた英知のみそれを可能としていくのだろうと思います。先生のやられてこられた活動は、私どもにいろいろな示唆を与えて余りあるものがます。先生におかれましては、いつもお元気でご活躍を下され、また今後とも、さまざまなご指導、ご鞭撻をを賜りますようお願い申し上げます。

 ここ秋保温泉は、飯坂温泉、鳴子温泉とともに奥州三名湯といわれ、仙台の奥座敷といわれている場所で、藩政時代には伊達家の入湯場が置かれ、「名取のみ湯」と呼ばれ、古くから和歌にも詠まれてきた場所でもあります。深山幽谷の秋保の里で今晩は、心ゆくまで楽しい思い出をつくっていただきますことをお祈りし、お祝いの言葉といたします。
                  (平成13年11月 秋保温泉にて)