トップページへ仙台藩最後のお姫さまみちのくの文学風土
みちのくの和歌、遥かなりみちのくの指導者、凛たり武将歌人、伊達政宗
 
登米物語と芳賀邸の公開ーその6
2007年5月3日


 
  
ふるさとの山河を未来へ
 それではこうした時代、私たちこの地域に住む人々にとって何が求められているのでしょうか。私はこうした時代だからこそ、次の時代を担う人たちに自信と誇りをもって語れるふるさとや日本の歴史や文化をしっかりと伝え、登米市の産業振興、経済発展に生かすことではないかと考えています。この地域は歴史や文化が集積しそれが大切に守られてきました。加えて伊豆沼や内沼、北上川など勝れた水辺をもっています。いたるところに日本の原風景を残しています。これらをうまく組み合わせながら、とくに次代を担う人たちに新鮮な衝撃を与え、日本人としての心の再生を図るため大切な役割を果たしていく必要があるのではないでしょうか。
 私はこの地域が日本人の心の再生、日本の再生のため大きな役割を果たしていく責務があるのではないかと考えています。その役割を果たせる素材を数多く抱え、そして人生経験の豊かな人たちを多く抱えています。そういう人たちにこそ大切な役割は果たしてもらう必要があるのではないでしょうか。
  ふるさとの山に向ひて言うことなし
         ふるさとの山はありがたきかな
   石川啄木の歌ですが、水清く、緑美しいここ登米の大地が、ここに住む人、訪れる人に何時も微笑み語りかけるそんな場所であり続けることを祈念し、私の役割を果たさせていただきます。