トップページへ仙台藩最後のお姫さまみちのくの文学風土
みちのくの和歌、遥かなりみちのくの指導者、凛たり武将歌人、伊達政宗
 
「息子への手紙」
2007年8月11日


 

宗 純 君 へ
 いよいよ中学校の2年生ですね。元気で頑張ってください。
 生まれたときは、早く大きくなーれと思っていましたが、やっと安心しました。体を鍛えて、丈夫に元気に楽しい2年生であるように祈っています。
 今日は。「克己(こっき)」について、お話をします。これは、意思の力で、自分の衝撃、欲望、感情などを抑えることです。そういう心を持った人を克己心の強い人といいます。歴史上の人物や、みなに尊敬されている人、地味に仕事をやって自分の欲しいものを買わず、子供を学校にやっている人、程度の差はあれ、みな克己心の強い人です。
 そんな心のない人は、好きなお酒を飲んだり、パチンコやギャッンブルをしたりしながら、自分も家族も不幸にしていきます。
 宗純君にとってこれから一番大切なことは、克己心を養うことです。ゲームをしたいときでもきちっと時間を決めて切り上げ、心新たに運動や勉強に励む、始めたらそれに集中することです。勉強も運動も決して難しいものではありません。
 みなより多くの努力をし納得のいくようにきちっとする、疑問を残さない。予習・復習をきちんとする。いつもそういう真摯な気持ちで一日一日を刻んでください。そういう努力なしには明るく楽しい自分の未来は開けません。大切な春休みです。よく心して、大切に過ごして下さい。
 その努力は、きっと報われるはずです。
 がんばれ!宗純君!
      平成14年3月26日
                         宗   弘