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みちのくの和歌、遥かなりみちのくの指導者、凛たり武将歌人、伊達政宗
 
「随筆パート5ー仙台大学受講生からのメッセセージ」
2012年2月5日


 

 平成23年度の後期「歴史と人間」のテストも終了し、明日230名分の成績評価書を提出し、今年度の歴史講座は修了する。いまは24年度の講座の準備、24年度NHK文化文化センターの1年分の講座の資料の作成をしている。
 最後の講座は、前半が「人間として生きる上で一番大切なのは何か」をテーマに私の半生を振り返り学生たちが困難に直面したときの対応の仕方や、多角的な行き方の必要性についての講話をした。後半は「板垣死すとも自由は死せず」と行った自由民権運動の指導者板垣退助について学んでもらった。学生についての激励のメッセージを込めた前半の私の講話に対し、沢山の学生からメッセージをもらった。逆に私が励まされたような感じで、24年度の講座も頑張ろうとさらなる創意工夫をしている。いまの若い人達にとって必要なのは人生の先輩としての体験を虚飾無く語り、ヒントになる話しをたくさんしてあげることなのだと実感した。5名のメッセージを紹介する。
 A子さん、運動栄養学科4年生である。「先生のメッセージが心に響きました。健康であること常識的であること、向上心、協調心を常に意識していこう ! チャンスにすぐ乗ることが出来るよう、努力していこう ! 1日1日を笑顔であることや大切にすることは、いまの私にとって重要であると思うので、気負わず頑張りたいです。すごく励みになるようなお言葉を聞くことが出来、良かったです。どうもありがとうございました」。
 B子さん、体育学科1年生である。「先生からのメッセージ・夢と希望と誇りをもって・笑顔を忘れず、伝わりました。私たちはまだまだこれからなので、何事にも希望を持って、自身に輝きをまとって生きていこうと思います。そしてやっぱり偉人たちはすごいです。感心します。本当に、今の政治家たちに偉人たちを見習って欲しいです。昔の人達はストレートて感じですが、いまの人たちは余計なことばかり考えて正直面倒くさいです。偉人たちにいまの時代に現れて欲しいです。先生の歴史に対する愛が、いままでの講義を通してすごく伝わってきました。私は織田信長が歴史上の人物で一番好きです。世を治めるそのやり方はとても強引で、時には残酷で、印象は悪いかもしれないけれど、泰平の世を築くために「嫌われるのは自分1人でいい」と、自分を犠牲にしてまで世を切り開く様はとても勇ましくてとてもかっこいいものです。というわけで、信長に会ってみたいくらい好きです♪♪」。
 C君、健康福祉学科3年生である。「今日の講座では、今後社会に出ていくなかで役に立つ話しが沢山聞くことが出来た。例えば仕事をすることは自分の目標を達成するための一つの手段である。自分の今までの考え方は大学を卒業して就職をすることが人生の最終目標であると思っていた。しかしそうではなく社会に出ていったとき生き甲斐を見つけ目標を達成するために働く。仕事はあくまで一つの手段。今後の人生はチャレンジすることを忘れず、失敗しても挫けず前を向きながら生きていきたいと思った」。
 Dさん、体育学科2年生である。「人間にとって大切なことは学歴などではなく、協調心や常識、健康であるということは、常に心にとめる必用があると思った。夢を持って日々生活し、充実させ、自分を向上させることは大変だけれど、何十年後のそれが返ってくるので諦めず頑張ろうと思った。『板垣死すとも自由は死せず』が印象に残りました。自由のために自分を犠牲にして取り組んだ勇気がすごいと思った。自分も前向きに色々なことに挑戦していきたいと思いました。いままで授業ありがとうございました」。
 E君、健康福祉学科3年生である。「やりたいこと将来の夢を持つということはとても大切なんだと思いました。何をしたいのか、いまの時期に決まっていない私ですが、先生の言葉を聞いてやることを発見していきたいと思いました。半年間お疲れ様でした。今後も変わらず頑張ってください。」
 沢山のメッセージが寄せられ私が励まされた感じをしているが、仙台大学の学生と接しているが大変純粋な心の持ち主が多いということを何時も感じている。