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みちのくの和歌、遥かなりみちのくの指導者、凛たり武将歌人、伊達政宗
 
私の養蜂日記ーパート5
2013年1月1日


 

養蜂事業の夢の実現の年
 新しい年を迎えた。今年は辰年、私の養蜂事業も龍のように飛翔させようと心ひそかに夢を温めている。
 父が植えたアカシアの子孫たちの苗が到る処の自生しているので、これからは草刈りの時にはそれを残し大木にしよう。家の周囲にはアカシアの大木があり、昨年はアカシアの季節にはいい蜜がとれた。国によって好まれるハチミツは異なるが日本ではアカシアのハチミツが最高級品だ。淡泊な上品な蜜が日本人にはあっているのだろう。  ミツバチにとっては蜜と共に花粉が必要なのだ。花粉はミツバチの骨格を形成するためには、花粉に含まれるタンパク質が必要なのだ。特に秋はミツバチが花粉を混ぜて貯蜜するので、タンパク質が豊富な蜜が貯まる。花粉は越冬中のエサとしてまた越冬明けの育児にも非常に役に立つといわれている。
いま家には3箱が越冬している。箱は蒲団や断熱材で囲んでおり入口は3センチぐらいだけ開けておいた。冬でも暖かい日にはミツバチははこの周りを飛び回っている。気温が下がると直ぐ巣に戻ってしまう。冬でも室温は30度ぐらいを保っているのではないだろうか。冬は室温を保っためいろいろ工夫をしなければならない。
 来年は新たに2箱を加えて5箱からスタートしたいと考えている。最初に飼った女王バチは3年目を迎えるので、新しい女王バチに代えなければならない。この判断が難しいのだ。女王バチの寿命は3〜4年といわれている。働きバチが数ヶ月なのに対しロイヤルゼリーのせいなのだろう。一生懸命卵を産み続けてくれた女王蜂なので可哀想な感じもするが致しかたない。
 3箱とも物置小屋の日当たりの良い屋根の下に置いたので外で管理するよりはいいのではないかと考えている。箱の感覚は1、5メートルぐらい離しておいた。そうしないと管理するスペースがなくなるからだ。5箱になったら作業は大変だろうと思うが、好きなことをやっているから苦にはならない。ミツバチの管理に手間が省けるいまのうちに庭の樹木の刈り込みなども行って置かなければと思う。
 1月12日は全国リレーシンポジウム「知の地域づくりを考える」in仙台が仙台市内で開催される。わが国が知的立国をめざすには、学校図書館や公共図書館、書店を核にした「知の地域づくり」が必要だとの趣旨で、元総務大臣の片山善博慶応大学教授の講演に続き、パネルディスカッションが予定されている。
 パネラーは4人だ。片山先生、それに肥田美代子文字・活字文化推進機構理事長、中川清和東北学院大学図書館長、それに私。コーディネーターは鈴木素雄河北新報社論説委員長だ。心を新たにそれに向けた準備もしなければならない。今年も忙しくなりそうだ。