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みちのくの和歌、遥かなりみちのくの指導者、凛たり武将歌人、伊達政宗
 
私の養蜂日記ーパート7
2013年11月17日


 

時のたつのは早い
 時のたつのは早い。光陰矢の如しだ。5箱でスタートした養蜂も順調に推移し、いまは8箱になった。冬ごもりの準備も最終段階だ。中田町の先生の指導・助言もあり冬囲いは稲藁でするため稲の把を購入した。昨年は古い蒲団や毛布などで冬囲いをしたが、一番良いのは寒さを遮断し水分の蒸発散が自然に行える稲藁だ。冬でも巣箱の内部の温度は30数度だ。室内から出る水分を自然に吸収し、さらに厳しい冬の寒さに耐える必要がある。明日は最期の巣箱の点検をする。女王蜂は健在か?長い冬の間食べるハチミツは十分蓄えられているか。室内の暖かさを求めて箱に入ってこようとするダニを駆除するシールは大丈夫か。結構手間暇がかかる。休日のほとんどがミツバチの世話に時間を取られてしまい、今年は庭の草刈りもおろそかになった。10月には無事日本赤十字病院長連盟総会の記念品にハチミツ260個納入することが出来た。何よりも大地の恵みを存分に受ける喜びには代え難い。ミツバチの巣箱の点検をしているときは、全神経を集中しているので集中力を鍛えるのは最適だ。巣箱も結構重い。体力もついた。年々、年を捨てている感じだ。  10月はことに厳しかった。週3コマの仙台大学の講座以外に、10月19日(土)がNHK文化センター仙台教室で「宮城の文化財を訪ねてパート1」、翌20日(日)午前は柴田町で「鎮守の杜と日本人の心の原風景」、午後は松島大観荘で「慶長遣欧使節」、22日は仙台勝山館で「仙台オープン病院(医師会病院)登録医会秋季勉強会特別講演「日本の国のかたち」、24日はホテル江陽で開催された日本赤十字病院長連盟総会で「武将歌人 伊達政宗」、26日には岩手県住田町で「慶長遣欧使節と気仙」、28日は宮城県登米高等学校で「登米伊達家の歴史」、25〜27日は住田町で恒例の「登米伊達家明治黎明展ー記帳の世界−」を開催、慌ただしい10日間であったが、無事こなした。働きバチを見ているとまるで自分を見ているようだ。  昨日16日はNHK文化センター仙台教室で「宮城の文化財を訪ねてパート2」を行ったが、来年4月以降毎月1回ではなく別な形で行いたい旨を伝えた。どんどん忙しくなるとどこかに見落としたり失敗したりすると大変なので、きちんと一つ一つをこなしていきたいと考えている。何となく気持が楽になった。心の余裕が「私の養蜂日記」を再開させる機会になったのだろう。来年は「ミツバチの文化史」をテーマに講演を考えている。