トップページへ仙台藩最後のお姫さまみちのくの文学風土
みちのくの和歌、遥かなりみちのくの指導者、凛たり武将歌人、伊達政宗
 
四季彩彩−登米地域讃歌− 文学・文化の回廊
2003年2月15日


  旅に病んで夢は枯れ野をかけ回る(松尾芭蕉)

 松尾芭蕉、吉田松陰、尾崎行雄、河東碧梧桐、遠藤悟逸などの多くの文人墨客がこの地域を訪れ、さまざまな影響を与えています。

 明治初期には水沢県庁(登米町)に斎藤実、後藤新平が青雲の志を胸に勤務していたこともあります。この地域の人々が教育に関心を持ち、俳句や短歌にいそしむ人が多いのはこのような理由からでしょうか。河東碧梧桐の高弟菅原師竹・安斎翁、歌人・随筆家・評論家としても著名な阿部静枝などを輩出しています。

 また、文化施設巡りも面白い。教育資料館・警察資料館・懐古館・春欄亭・森舞台(登米町)、不老仙館(東和町)、迫町歴史博物館、中田町の石ノ森章太郎記念館などが整備されています。

 登米地方は、文化活動も活発で、登米郡芸術鑑賞協会、登米郡文化協会、会員1,800名を擁する登米祝祭劇場友の会などが、登米祝祭劇場を拠点に活発な活動を展開しています。

 この地域は、神楽をはじめとする伝統芸能の宝庫でもあります。登米能(登米町)、日高見流浅部法印神楽(中田町)、柳生心眼流甲冑術・甲冑柔術(迫町)、米川の水かぶり(東和町)など県指定文化財をはじめとする伝統文化が継承されています。

  青空より降り来る冬の日光に
     ふくらむこころしばらくたもて(阿部静技)